檻姫

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  触手と蛸  


 ここはバルベロッテ領のコロッセオ。
 私はその真ん中に一人で立っている。
 フルプレートアーマーは外され、乳とクリトリスは剥き出しだ。
 そのうえ、尻の穴の蓋が外されてしまっている。
 排便は済ませているので便が垂れることはないが、お尻の奥まで風が入ってきて、心許ないこと甚だしい。

「エッスよ、今日は私の作った薬を試した獣どもを相手してもらうぞ。コロッセオも大事な収入源だからのう。尻を犯されぬよう、せいぜい頑張ることだ、ククク」
 兵士を強化する薬だったと言うが、実験に使われる獣どもが不憫だ。

 ゲートが開き、大型犬が多数と、ヒョウと…… 熊ァ?
 殺す気か?
 どのような薬でどうなっているのかは知らないが、皆発情した様子で一気に私めがけて突進してくる。

 まずは、熊とヒョウだ。
 数匹の犬を蹴り飛ばし、立ち上がった熊の首を切り落とす。
 抜きざまにヒョウの背骨を叩き切り、最凶の2匹を葬った。
 こんなことができるものこの剣のおかげだが、大型動物の血糊をべっとり吸って、もう切れない。

 手足の装甲を生かして、犬は殴る蹴るで多少は抑えられる。
 しかし取り憑かれたように発情して、グイグイと押してくる、
 数が多すぎる。
 剣で突いて10匹ほど葬ったが、敏感な所で激しく揺れるピアスに神経を歪められ、体内で暴れる棒に、時折膝の力を奪われる。

 股間を狙って突進してくる数頭の荒い鼻息がかかり、今にも舐められてしまいそうなクリトリスが気になって腰が退ける。
 その瞬間、ドンと背中に数匹同時にのしかかられた。

 胸を庇って砂地に倒れると、もう剣はどこかへ飛んでいってしまった。
「ンフーーーッ!!」
 背をのけぞらせ、鉄仮面で天を仰いで悲鳴を上げる。
 犬の! 犬のを入れられてしまった!!
 入り口が金属筒で明けっぱなしにされているので、瞬時に奥まで熱い塊が到達する。
 金属筒を邪魔げにしながらゴンゴンつつかれると、そのうちものすごくうんちしたくなった。
 犬のモノが内部で膨らんでいる。
 金属筒よりさらに奥で、無理矢理パンパンに腸が拡げられている。

 犬の先端で、お尻の奥の、きもちいいところときもちわるいところの間のドアをつつかれている。
 ドアが、こじあけられる。
 ビリビリと全身の毛穴が開いて、完全に犯された気分に堕とされた。

 犬がグルンと体位を変え、そこへビュービューと熱いものが注がれる。
 熱い……
 止まらない……
 出口をコブで塞がれ、腸内になみなみと溜められる。

 はねのけて立ち上がりたいのに、背中や腕に何匹も乗っていって、そいつらが待ち切れないようにドスドス足踏みしている。

 まだ出てる……
 止まらない……
 犬に犯されて支配されてしまう……
 獣の性交の容赦無さに……ブルブル震えるほど…… 昂ぶる……

 無限とも思える時間注がれ続けて、やっと離れた。
 と思ったら次が……
 熱い液体がどんどん腹に溜まる。
 10匹ほどに代わる代わる犯された後、大量の犬の汁を排泄した。
 もう、クタクタだった。


 いきなり手足と腰を掴まれて持ち上げられた。
 た、蛸ーーッ?!
 いいかげんしろ。なぜここに?
 何をどうしたらこんなに育つんだ!

 手足を開かされ、恥ずかしいM字に股を開かされて、観客に晒される。
 尻からはドボドボと残りの犬の汁が垂れ落ちる。
 どう調教されたのかその蛸は、私を晒しものにして、吸盤で乳首とクリトリスを執拗に吸う。

 そんなことされたらひとたまりもない。
「ンンンーーーーーーーッッ」
 私は地上5m程の空間に晒されたまま、激しく気をやってしまった。

(終)

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