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  再びアナムネへ  







§§ 再びアナムネへ §§

 生理になった。
 こないだ絽以とエッチしたのはやっぱり中出しでもセーフだった。

 早速、絽以に来てもらい、一度貞操帯を外してからタンポン挿入した。
 今までナプキン派だったのでちょっと心配だったけど、私あまり量も多くないし、パンツがごわごわしないのでスッキリだ。
 異物感も、なんだかエッチな刺激の方ばかりが気になっちゃうくらいだ。

 生理中にエッチな気分が高まるという友達もいるけど、私は生理中はダメだなぁ。
 なんかズーーンとしちゃう。
 だからエッチな刺激が気になるといっても、結果的に生理の重苦しさで紛れちゃう。

 ユックさんがすごく心配してくれる。
 生理中貞操帯を嵌め通した記録が無いからだそうだけど、このくらいなら平気。
 こないだまでのエッチな気分は、前述の通りこの重いモヤモヤした気分で紛れてしまった。

 今、私の部屋には、開いたスーツケースがある。
 今度アナムネに行く支度だ。
 思いつくものをポンポン投げ込んで、暇を見ては整理する。
 絽以も宿題が全部片付いたらしいので、夏休みが終わる5日前に向こうに行くことに決めた。
 滞在3日、予備日2日って感じ。

 絽以とユックさんに手伝ってもらい、手枷、足枷、首輪、お尻の栓とも全部ピカピカに磨いた。


 そして、ちょうど生理も収まったころ、アナムネへ行く日が来た。
 今回は貞操帯以外は普通のカッコだ。
 首輪や手枷、足枷、ブーツなどはみんな持ったし、一応デジカメとかも持った。
 磁性体の記録モノは転送でダメになりそうだけど、メモリーならしっかり銀紙に包んでおけばなんとかなりそうだ。

 下着や洋服、靴、スニーカー、それに水着、薬、お化粧品(といっても乳液と口紅だけ)、ブラシやムース、そうそうシャンプーとリンス、お菓子、インスタントのお茶に……
 アホか私は。
 前回が悲惨すぎたからか、ついつい何でも持って行こうとしてしまう。
 実際、裸で行ったって、なんとかなるってもう分かってるけど。

 むちゃくちゃに重いスーツケースをガラガラ引いて、絽以んちへ。
 今回はユックさんも一緒だ。
 ニルさんは向こうで私の支度を手伝ってくれたら、こんどはユックさんの代わりにウチの家事をしにこっちへ戻る予定だ。

 まず、転送の調子を見るため、荷物を先に送る。
 転送に問題がない様子なので、絽以が行く。
 そして私。

 髪の毛は後ろで1回結んだだけだったので、静電気で広がっちゃって押し板に絡まりそうになった。

 ゴロンと押し出されたら、すぐに絽以が手を引いて立たせてくれた。
 もう転送に慣れてきたのか、あまりめまいもしない。

「うきゃーーーーッ!!」
 かん高い悲鳴とともに、ユックさんが押し出されて来た。
「らーららららら。らら? アハハハハハハハハハハハハハ!!!」
 当事者は状況を把握しようと必死なんだけど、傍で見てるとこの『転送酔い』とでも言う現象は面白いな。
「にゅにゅにゅーーーーッ!! へへへへへへへへへへへへ!!」
「りっかり! ルックさん! あり?」
「ケケケケケケケケケケケケケッ!!」
「ルックさんれば! あり?」

 背後が騒がしいのに全然気づかなかった。
 意識がしっかりしてるつもりで、私もやっぱりボーッとしていたみたいだ。
「珠里!」
「あらっ、おろうらーん!」
 今気づいたら、私も体は動くのにろれつが回ってない。
「ありっ? ありっ? ああ、治った……」
「家の様子はどうだった?」
「ユックさんがちゃんとやっててくれたよ。はい、お中元の荷札とはがき。お礼状書かなきゃでしょ?」
「気が利くなぁ! おかあさん、これ頼む」
「はいはい」
「姫様、早速よろしいですかな?」
「あー、はい」

 地下の転送装置の前まで出迎えていたのは、お父さん、お母さんと長老、そして数人の侍従。
 私と絽以、そしてユックさんが加わって、ゾロゾロと上へ昇った。



§§ 檻の中の姫 §§

 玉座の間にやって来た。
 私が何日も放置された場所だ。
 ニルさんが待っていた。
「ニルさーん!」
 私を擦り抜け、ユックさんが駆け出す。
「わああああああん! ニルちゃああああああん!」
「ゆーちゃん!!」
 二人ともぐちゃぐちゃに泣いて抱き合った。
 あーあ、私が割り込む隙なし。
 仕方ないか。

 ―― ギョッ! ――

 あの小さい檻が置いてある。
 以前よりさらに磨き上げられている。
 檻の上には金の四角いお盆が載っていて、その上には私の口枷と、鍵束、解放された時に無造作に吐き出してそのまま忘れていた、ゴムのブロックが置いてあった。
 檻の脇には口枷や体を固定するのに使われた鍵付きの長い棒がまとめて置いてあった。

「さて、姫様にはお支度を。我々は席を外します故」
「私達も、理性では必要なことだと理解してるんだがね、目の前で娘が裸になるのは見てられないよ、絽以君、頼んだよ」
「えーーッ!? 俺っスか?」
「絽以君しかいないのよ、珠里を頼めるの。よろしくね」
「え!あ! はい……」
「おッてつだいしましょうかぁーー?」
 絽以は思い詰めた顔をユックさんに向ける。
「いえ、いいです。これはもう、俺の仕事です」
 ジーンと感じてしまった。
 そうだ、今度は絽以が見守ってくれるんだ。
 それならきっと耐えられる。

「そうですねー! ロイ様、がんばってくださーい!」
「うん」
「姫様、これを……」
 ニルさんが意味ありげな黒い箱を私に渡す。
 開けると中にイボイボのびっしりついた大きな金属性のディルドーが入っていた。
「こここここれっ!!」
「一応、それも正式なパーツです。もうお使いになれますよね?」
「ちょ、いくらなんでも太……」
「そのサイズしかないんです」
「ひいっ! 入れないとダメですか? ただの撮影じゃなかったんですか?」
「全身の管理を他人任せにして、公然とエッチな気分に浸れるチャンスを、姫様がみすみす逃すとも思えませんが」
「いっ! イジワルぅ……!」
 真っ赤になって俯いて、その箱を閉じた。

 みんなゾロゾロ出て行って、最後に侍従一人が残った。
「御髪を結わせて頂きます」
「お願いします」
 侍従の用意した折り畳み椅子に掛け、髪を結い上げてもらう。
 撮影用のためか、専門の人が念入りにやってくれる。

「それでは失礼します」
 畳んだ椅子を持ち、侍従が出て行くと、絽以と2人だけになった。

「アハ、不思議なカンジだね? こんなところで2人きりなんて。 えーと、やり方わかる?」
「ぜんぜんわかんねぇ」
「ダメだなぁ。あたしが中に入ったら、手枷をここで留めて、足枷をここで留めて、お尻の位置の調整は多分いらないから、あとは棒を横から突っ込むの。棒はね、よく舞台のマジックショーとかであるでしょ? 箱を剣で串刺しにするやつ。あんな感じ」
「うん」
「最初留めるのは口枷だよ? 首が重いから。それから次に首輪のこの窪みに差し込んで。残った棒は全部同じものだから、ここと、ここと、ここと、あと見てわかるでしょ?」
「うん」
「じゃぁ、あっち向いててよ、支度するから」
「それはダメだ。全部見る」
「バカ! やめてよ、恥ずかしい」
「俺、珠里の全部が知りたいし、知る義務がある」
 私はゴーーッと火が出そうなほど赤面した。
「……わかった……わよ。 ……よろ、よろ、よろしく、お願い、します……」
 ドロリと蜜が出た。



§§ 檻の中の姫2 §§

 腕組みして見つめる絽以の前で、洋服を脱いで裸になる。
 貞操帯と乳首ピアスだけの裸になったところで、ブーツを履く。
 足枷と手枷は自分で着けた。
 絽以だと方向がわからないだろうと思ったから。
「絽以、お願い」
 首輪を差し出す。
「こっち向きね? これが前。髪の毛挟まないでね」
「ああ」
 絽以のちょっと戸惑ったような表情が、絽以の心の中の不安を私に感じさせるけど、私が慣れてるので気にならない。
 じっくり見つめ合いながら首輪を首に回してもらい、絽以の手で施錠してもらった。

 ―― カチリ ――

「はふっ…… 本当に絽以の所有物になった気分……」
 私は勝手にジクジク濡れている。
「そうだな」
 緊張してるのか、絽以の返事は素っ気ない。

「そうだ、これ入れなくちゃ」
 貞操帯を一度開けてもらう。
 下向きに垂れて邪魔するクリピアスを押し上げながら、太い金属ディルドーの先端を入り口に押し当てる。
 くちゅくちゅと左右に捩る。
 先端だけでもすごい太さ。
 お尻を調教された時みたいに、先端に粘液を塗りまぶすようにして、何度か先端を押し付ける。
 少しこなれて来た感じがして、入り口に先が沈み始めた。
 ちょっと強めに押すと、ぐぶっと潜り、ちょっと痛そうな緊張感が走って、手を止めた。

 また押すと、今度はズルッと滑る感じがして、先端を呑み込んだ。
「ふっ……」
 肺から甘い呼気が押し出される。
 呼吸を整えて、ズーーッと押し込むと、イボイボが呑み込まれ始めた。
「アーーーーーッ!!」
 すごいいきもちいい!!
 おま○こ壊れそう!!
 このイボイボが、中の襞を容赦なく擦り上げちゃうよォ……!

「アフッ、アフッ…… ごめん、絽以、あたしだけ……」
「儀式なんだから仕方ないんだろ?」
「うん……」
 さらに押し込む。
「アアーーーーッ! イイよぅ!」
「こうなると、儀式というより処刑だな」

 ―― ギク! ――

 そうだ……
 おじさまのお屋敷で、まさにそんな気分になったんだっけ。
 その時の興奮が、また蘇る。
 私の、私だけの、処刑。
 そのままズリズリと快感に意識を飛ばされそうになりながらも押し込み続け、子宮の入り口が持ち上がるようなおぞましい感覚を感じながら、基底部まで全部押し込み、貞操帯を閉じた。

 正直、立ってるのがやっとのメロメロさ。
 早く檻に固定されて落ち着きたい。

 こうなるとお尻のディルドーなんて本当にオプション扱い。
 こっちへ来る前に腸の中はカラにしてあるので、手早くお尻にワセリン塗って、ぐぶっと差し込み鍵をかけた。

 はふっ、はふっ……
 前後とも咥えさせられる被虐感がたまんない……

「く…… 口枷しちゃうと…… あたしもう喋れないから…… 『ウー』はYESで、『ウーウー』はNOだよ?」
「わかった。任せろよ」
「うん、頼むね、絽以。大好き」
 自分で言っといて真っ赤になった。

 お盆の上のゴムのブロックを口に含み、金でできた口枷を嵌め、うなじを絽以に差し出した。
 絽以が髪の毛をかきわけて施錠する。
 ……もう、言葉も奪われた。



§§ 檻の中の姫3 §§

 いよいよ、檻に閉じ込められる時が来た。
 おじさまのお屋敷の時の絶望の緊張とはまた全然違う、痺れを伴う甘美な緊張感。
 それでもやっぱり、絽以と二人だけのお遊びではなく、国の大義のためという意識が、トリハダが立つような本物の緊張を私に与える。
 いくら真似事とはいえ、本当に自由を奪われ、長老やその他の関係者の目に晒されるのは事実なんだから。

「オフッ……」
 絽以が檻を開けるのを待ってるだけなのに、おまん○こは強くディルドーを握り締め、イボイボは膣内壁に食い込み、お腹をくの字に折り曲げてそのままイキそうなほど感じてる。
 恥ずかしいお汁が内股を伝い始めたので、着替えと一緒に用意しておいたハンドタオルを持って来て、自分で拭った。

「いいよ、入って」

 ゾクゾクする。
 好きな人の手で処刑されるのが、ちょっと悲しくて、ちょっと怖くて、そして目茶目茶に気持ちイイ。
 ニルさんに入れられた時は仰向けだったけど、絽以には難しいと思うので、檻は立てたまま。
 絽以に檻を押さえてもらい、檻を背にして正面に立ち、お尻からなるべく奥へ突っ込むようにして座った。
 磨き上げられた金の鞍面がお尻にひんやり当たる。
 お尻に体重をかけても平気か確かめてから、自分で檻の天井の内側を掴んで足を引き込んだ。

「ン」
 目で合図すると絽以が檻を閉じた。
 閉じる時、だらしなく力を抜いていた膝からつま先にかけての部分が、扉の内側で無理矢理押し込まれ、この檻の狭さを改めて思い知らされた。

 絽以が檻の戸の鍵を掛ける。
 手足の拘束など無くても、これで私は、もうこの檻から出られない。
 メロメロに意識が飛びそうになるのをこらえ、手で再び檻の天井の格子を掴み、足を突っ張って、お尻の位置をさらに正しく直す。
 これが一番重要な作業で、お尻の肉が引っ攣れてると1時間も我慢できない。
 何度も何度もお尻の位置を確認してから、片腕ずつ背中へ回す。

 ―― ガキン! ――

 手枷を格子にぶつけた。
「おいおい、国宝同士ぶつけんなよ」
「オエン……」

 手を背中で合わせる。
 こういう時って指の位置とかどこに持って行ったらいいんだろう、っていつも迷う。
 絽以がその手枷を引っ張り、向きを合わせて檻の金具に固定した。
 こんどは前に回り、私のブーツをガシッと掴み、足首を無理に金具に近づけようとする。
「オオイ! オオイ!」
「あ、悪い」
「イアイアオ、オー」
「ちょっと自分で合わせてみ」
「ン」
 足の位置を直し、金具を一番近づける。

 絽以の視線が気になる。
 金具を繋げる作業してる時はいいけど……
 あ、こっち見るなぁぁあ!
 いやだよぉ、M字に股開いてるの、見つめられるの。
 あ、あ、あ、垂れた、垂れちゃった!

 それを無視するように、反対の足枷を檻に留める絽以。

「凄いな、珠里。もうトロトロじゃん」
「ウーーッ!」
 絽以を睨んで、まだ動く重い首を振る。

「どう? ゆっくりゆっくり処刑される気分は」
「ウーーーーッ?! ウッ……!  オフッ…… オフッ……!」
 急に涙がボロボロ出た。
「わっ! どうした? 首か? 首がつらくなったんだな?」

 ちがうよぉ!
 思い切り言葉で煽られて、おま○こギューーッって引き付けて、緩くイキはじめちゃったんだよぅ!
 それを真っ正面から絽以に見つめられてるのが、すごく恥ずかしくて、でも嬉しくて、わけわかんなくなって涙が出ちゃったんだよぅ!



§§ 檻の中の姫4 §§

 絽以が焦った手つきで、檻の外から口枷と首輪の脇に棒を突っ込み施錠した。
 肩が少し楽になったけど、首を振る拒否の動作も封じられ、ますます感極まって緩い絶頂が続く。

 引き続き、絽以が長い棒を檻に突き通す。
 太ももの上下、ふくらはぎ、背中、アンダーバスト付近、後ろ手の二の腕付近、腰の後ろなど、要所を押さえられ、ピクリとも身動きできなくなった。
 逆にそれは体重を多少分散させてくれる働きをして、長時間この檻に閉じ込められることを可能にしているのだけれど、今は拘束感の方が強くて、それが緩い絶頂感に拍車を掛ける。
 背筋すら歪めることを許されない私。

「オフッ…… オフオフッ……」
 ハラハラと涙がこぼれる。

「ン〜〜 〜〜 ……」
 泣きながらおまん○こ締めまくる。

 筒を差し込まれた処女の時と違い、締めた手ごたえは逃げるどころか、脳髄とろけそうなどほの極太の異物感とイボイボが発する先鋭な刺激を返して来る。
 気を失いそうなほど気持ちいい……

 絽以は、泣いている私をしばらく見つめた後、私の目線まで屈んで言った。

「やっとわかったよ。気持ちいいんだね? 泣きじゃくるほど」

「ウーーッ!!」

 肯定の咆哮を上げ、涙がさらにぶわっと溢れた。

 檻の中に完全拘束されている私を覗き込み、おっぱいをパフパフ揉む。
 そして乳首をつねる。

「ウーーッ! オフッ! オフッ! オフオフオフオフ……!」
 くぐもった嗚咽が悲惨さを醸し出すけど、それはイカされる直前の最後の抵抗。

 絽以が私の後ろに回り、檻の格子ごと私を背中から抱くようにして、左右のおっぱいを念入りにいじり始めると、私の理性は瞬殺されてしまった。

 何度も何度も揉みしだき、乳首を引き出し、ピアスを弄ぶ。

「ウーーーーーッ!!」
「ウーーーーーッ!!」
「ウウーーーーーーーーーーーーッ!!」

 ピクリとも身動きできない私への執拗な責め。

 全身無理に力が入って、内ももはピクピク痙攣し、光るほどに汗が浮く。
 伸ばした状態で手首を拘束されている腕をただ捻って、ほんのわずかの手首の余裕の中で、抵抗を示す動作をする。

 絽以はそんなものまるで見えてないように、執拗に乳首責めを繰り返す。

 何度も何度も揉みしだき、乳首を引き出し、ピアスを弄ぶ。

「ウーーーーーッ!!」
「ウーーーーーッ!!」
「ウウーーーーーーーーーーーーッ!!」

 何度も何度も……

「ウーーーーーッ!!」
「ウーーーーーッ!!」
「ウウーーーーーーーーーーーーッ!!」

 何度も何度も……

「ウウーーーーーーーーーーーーッ!!」
「ウウーーーーーーーーーーーーッ!!」
「ウウーーーーーーーーーーーーッ!!」

 檻に閉じ込められるという一連の処刑手順によって、絶頂寸前ギリギリまで高められていた私は、執拗な乳首責めと乳首を貫くピアスの刺激で、いとも簡単に処刑の執行を受け入れてしまった。

 こんな状態で、ホントにイク。

「イフッ!」
「イフッ!」
「イフ! イフ! イフゥウーーーー〜〜〜!!!」
「オオーーーーン……」

 絽以が最後に乳首を強く引っ張った瞬間から記憶が飛び、明るい雲の中を全力で飛行するようなシーンが目の前に広がった。
 男の人の射精のような瞬間の絶頂ではなく、ずっと続くものすごい高み。
 その中を永遠に水平飛行する。

「ホヒーーーーーッ……!」

「ホヒーーーーーッ……!」

「ホヒーーーーーッ……!」

「ホヒーーーーーッ……!」

 かん高い、深い、呼吸。

 この間じゅう、ずっとイキっぱなし。

「ホヒーーーーーッ……!」

「ホヒーーーーーッ……!」

「ホヒーーーーーッ……!」

「ホヒーーーーーッ……!」

 まだイッている……

 体が自由なら、激しくのたうちまわっていると思われる状態。

 全身ガクガク小刻みに震わせながら、目はカッと見開いているはずなのに、何も見えない。

 とめどなく涙が溢れ、頬を伝って落ちる。

 鼻水やよだれも全部タレ流し。

「ホヒーーーーーッ……!」

「ホーーーーーッ……!」

「ホーーーッ……」

「ホフッ…… ホフッ…… ホフッ…… 」

 檻の中にガチガチに戒められたまま肩で呼吸する。

 気づくと絽以はもう私のおっぱいを触っていなかった。
 ハンドタオルを持って来て、私の顔を拭ってくれた。
 気分がちょっとだけほぐれ、晴れやかな目付きで絽以を見る。

「さ、もうすぐ皆を呼ばないといけないから、おすまし顔にしとけよ」
「ン……」
 鼻をヒクヒク動かす。
「……? ああ、鼻水ね」
「ン」

 絽以は私の着替えの入ったバッグをまさぐり、中から箱ティッシュを出した。
 絽以に鼻にティッシュをあてがってもらい、ズビーーーームとかむ。
 絽以は別のティッシュで私の股を拭き、檻を押して移動させると、檻の真下だった部分に垂れた粘液を拭き取った。

「これで大丈夫だな。イッたそのままの姿を皆に見られるんだから、あんまりヘンなこと考えるなよ? 俺、フォローできないぜ」
 バカバカバカ〜!!
 絽以が一番煽ってるゥ〜!!
 そんな言い方したらヘンなこと考えちゃうじゃないかぁ〜!!





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