あの子に貞操帯
7 アナル調教
7 アナル調教
翌日、いつも通り公園で待ち合わせしてスポーツクラブで汗を流し、プールで泳いだ。
ラウンジでイオン飲料を飲んでいると、小竹原も上がってきた。
「へへへへ、神山くん、これなーんだ」
「俺のことも雅氏(ただし)でいいよ」
「んじゃ、ただしクンこれなーんだ」
一枚のカードを見せる。
「カードキー?」
「そう、このマンションの」
「へー」
「ここのクラブに入会する時に、マンションの購入も押し付けられたんだって。破格だけど。だからワンルーム1戸だけ会社名義で購入してたんだってさ。それでお父さんがね、好きに使っていいって」
俺はビクッとして手に汗を握った。
親父さんに試されてる……
半分はもちろん信用してくれてるのだろうが、半分はチェックするつもりのはず。
「でね?でね? お願いがあるの」
「何?」
小竹原はこそばゆいくらい俺の耳に口を近づけて言った。
「アナルプラグ入れるの手伝って」
ごぶあァーーーーーーー!!と頭に血が昇った。
「あ? そ? アナッ! あう……」
「ば、ばか、そんなに反応しないでよ、恥ずかしいじゃない」
「い、いきなりなんで? 平気って言ってたじゃん」
「そっ、それがそのぅ…… 2.5cmなんてぢごくの太さだよ? あたし一人じゃ無理だよう。だからちょっと見て欲しくて」
「あ、うん、わかった」
「ここで15分待って、それから降りて来て。1715室だから」
「わかった」
俺は待つ間何かできないかを必死で考えた。
親父さんのチェックをかわす方法。
もちろん、その部屋で小竹原を抱く気は無い。
しかしアナルプラグの様子を見ろという。
うーん……
お。
俺はひらめいて、受付へ行った。
「すみません、濡れたものを分けて入れたいので、大きなビニール袋ありませんか?」
「あいにく大きな物は…… ポリバケツ用の物ならございますが、大きすぎますよね」
「あ、それそれ、それがいいです」
2枚もらった。
15分待てと言われたので、17分くらい待ってからエレベーターで17階へ降りて1715室へ向かった。
―― ピンポーン ――
インターホンがONになる。
『はーい』
「来たぜ」
『うー』
インターホンが切れた。
何が『うー』なんだ?
扉の向うでドアチェーンを外す音がして、扉が開いた。
俺はギョッとした。
出迎えた小竹原がピンクのビキニを着ていたからだった。
「早く入ってぇー」
茫然とする俺を小竹原が促した。
「あ、ごめん」
普通の室内でビキニだけを着けた小竹原はいつにも増して激しくエロかった。
「何てカッコしてんだよ」
「うー、これでも考えたんだよぅ。下着はいやだし、でも出すトコ出さないとチェックしてもらえないし」
「わかったわかった、努力は認めるよ。じゃ早速見せて」
「ひーーーー!」
「いまさら……」
「ばかぁ! 心の準備がいるんだよぅ…… ……んーんーんー! ヤーーーッ!! 気合い入ったアァ!! さぁ、お願い! きれいにしてあるから」
俺の方がビビリまくりだよ、勘弁してくれよ。
この小竹原のナゾな性格は未だに掴めない。
小竹原はビキニの下だけ脱いで、ベッドカバーがついたままのベッドに上がろうとする。
「ちょーっと待ったぁ!」
「ひーん! せっかくソノ気になってるのにぃ!」
「バカ、ベッド使っちゃダメだ。親父さんに何かしてるってバレちまう」
「あ! ああ! そうか! ただしクンよく気付いたね」
「ユッキー…… やっぱ俺『ユッキー』ってダメだ。『ゆきの』でいい?」
「うん、ただしクンの好きででいいよ」
「俺、90Lのビニール袋もらって来たから、これを切り開いてシートにしようぜ。幸い床は絨毯敷きだから、膝も痛くないだろ?」
「うん」
早速ビニール袋を裂いてシートにして敷いた。
ゆきのがビキニの下を脱いだ姿のまま、持参したアナルプラグ3本とローションをその上に置き、ミシミシとビニールを踏んで上に乗る。
本人にとってはまさに『俎板の上の鯉』の心境だろう。
「四つん這いになって」
「うー」
悲痛な顔でおずおずと四つん這いになって、尻をこちらに向ける。
い、いいのかこんな光景見ちまっても。
丸見えなんてもんじゃない。
丸見えの上にさらにどアップだ。
ただでさえモデルばりの肢体なのに、無毛でスッキリ美しく、色素沈着のほとんど無いオマソコとケツアナは、濡れそぼって淡いピンク色に光り輝いていた。
「きーーっ! じっくり見るの無しぃー! ひどいよー」
「美しさに見とれた」
「臆面もなくはずかしいセリフゆうなー!」
「いやマジで。 えっと、ごめん、ちょっと待ってて」
俺は急いで洗面所で手を洗った。
爪も大丈夫だ。
いざとなればエチケットで持ち歩いている非常用のコンドームもあるから、それを指に被せればいい。
「お待たせ。まずこの細いやつからな」
「うん、それは簡単に入るんだよぅ」
俺は指にローションを取り、それを最大径1.5cmのアナルプラグに塗りつけた。
その指をそのままゆきのの尻穴に押し当てた。
「きゃふっ! 触ってるの?ただしクン! マジーぃ? イイイイ! あたしお男の子にお尻の穴触られちゃってるゥ! あひい!」
目の前でゆきのの閉じたオマソコから、どろりと粘液の一塊が押し出されてきて、ゆっくりと床に垂れた。
すげぇ!
ゆっくりと指を押し込むと、入り口は難なく通過したが、すぐ奥に抵抗があった。
「あうう〜〜」
「力抜いて」
「ひいっ! 無理い〜」
それでも無理に押すと、ツルッと通ってしまった。
そのまま指をズブーーッと押し込む。
「あきゃーーあ!」
俺は指を抜いた。
「きゃふぅ!」
俺は今度は手に持っていた一番細いプラグを突っ込んだ。
「あひいい!」
いちいちキャアキャアうるさいが、この声が耳に心地よいのも事実だ。
一度ローションが行き渡っているせいなのか、慣れているせいなのか、細いプラグは難なくつるんとゆきののケツに収まった。
「ふーー。 すでに死にそう……」
「ばか、本番はこれからだろ?」
「あうー」
さて、問題になっている2番目に太いプラグを取り上げる。
今入っている一番細いプラグは、最大径と最小径の差などほとんどなく、俺の指とほとんど同じだ。
しかし2番目に太いプラグは、尾栓寄りの最大の膨らみと、それに続くくびれがはっきりとわかる。
2番目のプラグにもローションをたっぷり塗り、最初の細いプラグをゆっくり引き抜く。
「はぁぁ〜〜っ……!」
喉の奥から絞り出す、気持ち良さげな嘆息。
ほぐれたままの穴に、すかさず2番目のプラグを押し込む。
「ウ。」
声を無視してぐぐっと押し込むと、突然グンと押し戻される。
「もう少し力抜けよ」
「むぅりぃぃ〜〜 ただしクンもやってみたらわかるよぅー」
俺はネットで読んだコツを思い出した。
「そうだ、ウンコ出すみたいに力いれるといいそうだぞ」
「そ、そんなん、もっとムリぃ〜〜」
「いいから力入れろよ」
「うんち出ちゃうよぉー」
「だって、全部出して俺を待ってたんだろ?」
「そうだけど」
「だったらカラのはずだろ?」
「そうだけどさ……」
「ほら、ウーンって」
「わかったよぉ…… ウーン…… ひゃっ?」
―― ズルン! ――
俺は焦った。
ゆきのがいきんだ瞬間に、まるで生き物が吸い付くように、2番目に太いアナルプラグが根元まで呑まれたからだ。
「アーーーーーーーーーッ!!」
直後にゆきのは絶叫し、ゆきののマソコはどぷっと蜜を吐いた。
「はアッ! すごいこれ! すごい! お尻オカシクなるゥ! 拡がってるゥ!」
ヌレヌレのオマソコと異物を呑み込んだケツを、艶しくゆらゆらと揺らすもんだから、俺はもう全部捨てて犯したくなった。
「ぬ、抜くぞ」
「はうぅん……」
ところが、引いてもがっちり咥えていて抜けない。
「出してみろよ。今度は簡単だろ、ほんとにウンコするみたにいきめば……」
「ああん、ただしクンひどいよ。人の見てる前で、その筋肉に力を入れることが、どんだけ惨めで恥ずかしいか……」
「なら、早く慣れることだな」
我ながら結構サドい言い回しだと思ったら、ゆきのは目の前でまたどぶりと蜜を吐いた。
「はい……」
震える声で従順に返事をすると、四つん這いの両腕の間に頭を隠すようにして、ウーンといきんだ。
プチュッと湿っぽい音がして、プラグがゴトリと床に落ちた。
「ああン……」
「すげぇ……」
「こんなのウンチするとこ見せてるのと一緒だよゥ…… 死んじゃうよぅ……」
「また入れるぞ。何度もやって早く慣れないとな」
「ひいいいっ! ……うぐ…… ……はい……」
自分を押し殺して従順に従おうとするゆきのの態度に、俺はゾクゾク感じてしまった。
新品のビニールの上だから大丈夫だと思うが、アナルプラグを一応洗ってから再度ローションを塗る。
物欲しげに小口を開けているゆきののアヌスに、再び2番目の太さのアナルプラグを差し込む。
最大径部分まであっさり呑み込むが、入り口から2cmほど奥の部分を最大径が通らない。
「痛いー」
「さっきみたいにいきんでみろよ」
「うー。 ……はい……」
ゆきのが力を入れると、一瞬プラグが押し戻されたあと、ちゅぷっと呑み込まれた。
「アーーーーーーーーッ!!」
俺はその期を逃さず、すかさず尾栓部を掴み、強引に引き抜く。
「キャアアアアアアア!!」
悲痛な絶叫。
無視して再び入れる。
「わーーーーーーーッ! もう意識飛びそうッ!!」
ちょうど最大径がいちばんきつい所を通過する辺りで、何度も何度も抜き差しする。
「ギイイイイイイ!!ギイイイイイイ、ギイイイイイイ!!」
四つん這いのままドボドボに蜜を溢れさせ、潰れた悲鳴を喉から絞り出して、ゆきのはビニールシートの上にドタリと倒れた。
「ハァッ…… ハァッ…… お願い…… イカせて……」
横倒しのまま苦しそうに哀願する。
「まだだよ。俺を満足させてからだ」
「…… うん…… なんでもします…… フェラすんだっけ…… させて……」
「待ってろ」
俺はさすがに最初なので下を脱いでチソコ洗ってやった。
俺がビニールシートに乗るとすぐにゆきのが起き上がり、膝をついて自分の姿勢を調節した。
「ひゃ! わー、こうなってんだ…… この棒の部分をしゃぶればいいのね?」
「うん」
しんじられない。
ついこの前までまぶしくて近寄れなかった超美人クラスメートが、俺に『イカせて』と哀願し、俺のチソコしゃぶるなんて。
ゆきのはおずおずと口を開け、俺の亀頭を口に含んだ。
超絶の至福に先っぽが包まれた直後、理不尽な激痛が俺を襲った。
「ギャーーーッ! あ!だ!だ!」
カリ直下のくびれの粘膜に人間の歯が当たると、こんなにも痛いものなのか。
「ちょっと! ただしクン大丈夫?」
一瞬真顔になってゆきのが心配する。
「歯がちょっとでも当たると死ぬう」
「ごっ、ごめん! 気をつけるよ」
はむっ、とわざとらしい音を立てて、唇に力を入れて俺のチソコを咥え直す。
今度は唇だけでムチュムチュと短い前後運動をする。
しかしこれでは環状に刺激が移動するだけで、ちっとも気持ち良くない。
「ごめん、それぜんぜん効果無いし」
「んおーー!」
「くわえたまま『ウソー』言うな」
「ぷあっ。ひーん、そんなぁ、難しすぎるよぅ」
「じゃぁ、ゆきののイイコトも無しだ」
「いやああぁ! うー、やるよぅ」
ゆきのは少しふてた顔で、再び俺のを口に含んだ。
「あろは、ころ、さひっほらへらえるろっれらえ?」
「だから咥えたままゆうな」
「ぷあっ。あのさ、この先っぽだけ舐めるのってダメ?」
「じゃぁ、最初はそれでいいよ」
「んー、これなら楽かも。 ねぇ、これっておっきなクリトリスなんだよね?」
「そっ、そうとも言うらしいな。発生学的には」
「んふーー! それなら少し扱いかたわかるよ?」
ゆきのは嬉しそうな顔をして、俺のチソコをマイクを持つように握ると、亀頭部分を絞り出した。
「う!」
先だけ強調されるのってなんか気持ち良くなっちまう。
その先っぽをアイス舐めるようにペロペロと舐める。
「う…… う…… うッ!!」
同一方向へ繰り返し舐め上げられると、快感が蓄積してビクッと閾値(いきち)を超える。
オナニーの基本だ。
他人にしてやる時は単調な作業に思えてすぐ方向を変えてしまいがちだが、なるべく同一方向にした方が気持ち良くなるものだ。
ゆきのはそれを知ってか知らずか、同じ方向に執拗に舐め上げる。
チソコがビリビリするほどイイ感じになってきた時、今度は舌で包むようにネトットリと口に含んだ。
上の前歯を唇でカバーして俺のチソコの先を口に含み、下の前歯は舌を上に乗せることでカバーして、その下でカリの下面をザリザリと舐め擦る。
「うおおおお!」
やばい、もう出そうだ。
―― ザリザリ ――
―― ザリザリ ――
―― ザリザリ ――
これがまた単調にこのザリザリを繰り返すもんだから、俺はアッサリと限界を超えてしまった。
チソコの付け根が痛熱くなるほどの、かつてない超快感の射精を、ゆきのの口の中に発射した。
「ンンーーーー?!! きゃ、うぶっ!」
一発では終わらず、びゅくっ、びゅくっと何度にも分けて大量の白濁液を超美人同級生の口の中へ注ぐ。
「ンッ! ンッ! ンーーーーー ……」
俺のチソコごと精液を口に含んだまま、しばし固まるゆきの。
10秒程しかめ面をして考えてから、何を思ったかそのまま俺のチソコを吸った。
「チューーゥ。んんんん……」
「わあああああああああ!!」
尿道内に残った精液のドロリとした塊が、自分の意思に関係なく吸い出され、その瞬間に予期しない射精の快感が発生してチソコもげるかと思うほど気持ち良かった。
ゆきのは更にしかめ面のまま俺の精液をゴクリと飲んだ。
「べー、しょっぱい」
「うわ、いきなり飲むって! だ、大丈夫?」
「え? 飲むもんじゃないの?」
ゆきのの口が精液臭い。
「口、濯いで来いよ」
「そんなことよりぃ〜〜 はやくぅ〜〜 ごほうびぃ〜〜!!」
「わかったわかった。どうすればいい?」
ゆきのは真っ赤になった。
「自分で言うの恥ずかしいン……」
俺はピンときた。
「さっきのアナルプラグだな? あれ、気に入ったんだね」
「ひーー! ゆーな!」
「はいはい、また四つん這いね」
「ああう」
ゆきのは恥ずかしさのあまり顔を手で覆った。
ゆきののオマソコからは拍動に合わせるような勢いで、どぷっ、どぷっと蜜が吐き出されていた。
「はやく、四つん這い」
「うー、あー、はい……」
顔から手を離して床に突く。
ゆきののケツにはまだアナルプラグが刺さったままだ。
さっきのローションはもう乾きはじめていると思うので、新たなローションを指に取り、プラグの尾栓周りから馴染ませる。
尾栓を掴んで回転させると、プラグ本体は充分に潤滑されていることが確認できた。
尾栓を掴んで引く。
「はァアーーーーッ!! 内臓出ちゃうゥ!」
「ほら、いきんで!」
「うー、あー、ウーーーーッ!」
とたんに内部から押し戻す感じがして、アナルプラグがヌルッと緩んだ。
勝手に押し出されるのを阻止し、尾栓を掴み直して、括約筋を最大径が超える辺りの前後でゆっくりと動かす。
ゆきのの括約筋の激しい緊張と弛緩のリズムが指先にビンビン感じ取れる。
俺の指先にゆきのの心が触れる。
さっきの単調フェラのお返しとばかりに、括約筋のみを強制的に擦る単調な責めに集中する。
「アアッ! アアッ! アアッ! お尻熱くなるッ! 熱くて! ユルんじゃうッ! 緩むッ! 勝手に漏れちゃう!」
きっと『一番恥ずかしい括約筋』が制御できなくなって頭がパニックになっているのだろう。
「うー、ハぁッ! うーー、ハぁッ! おねがい! おねがいします! クリいじってぇ!」
四つん這いで無防備に晒け出したゆきののオマソコの、一番下のピンクの合わせ目から、蜜を浴びて光り輝く真っ赤な突起が覗いている。
とめどなく溢れる愛液を指に絡め、その突起にそっと触れる。
「きゃうッ!」
ただ触れただけで、全身がビクーーンと硬直する。
それを無視してアナルプラグを激しく出し入れし、突起を指でコリコリと擦り上げる。
「キャアアアアアアアア!! 狂うッ!狂うッ!いやああああ! イッちゃう! 抜けちゃう! 抜けちゃう! イ!!!!! イ!!!!!! イクッ!!!」
なんで『抜けちゃう』というのかわからなかったが、恐らくゆきのは括約筋を脱力して擦るという、刺激を楽しむコツを掴んでしまったのではないか。
全身を襲う性的快感の緊張と、それに反して脱力し、異物を肛門で受け入れる甘美な従属の快感。
その瞬間の肛門から魂が抜け落ちるような気分を『抜けちゃう』と言っているのかも。
ググーーーンと突っ張ったゆきのの体がピクピクと引きつると同時に、僅かに溜まりはじめていたゆきののオシッコがじょろじょろと漏れた。
「ハァッ…… ハァッ…… ハァッ……」
肩で息をしながら、ゆきのは崩れるようにビニールの上に突っ伏した。
お尻にはアナルプラグが刺さったままだ。
お腹の下に自分の愛液溜まりとさっき出たオシッコを巻き込んでしまったが、とてもそんなこと気にする余裕も無いようであった。
「おーい、大丈夫かー?」
「うにゅぅ…… ふみゅぅ…… ああん…… 気持ち良かったぁ…… ありがとうただしクン」
「プラグも入るようになったみたいだし、良かったな」
「うん……」
ゆきのはそれからまだ10分ほど動かなかったが、やっとむっくりと起きあがった。
「うあー、おしっこまみれ。ごめん、あたしのバッグからタオル取って」
「ん」
ゆきのに渡すと、それで腹を拭いた。
ビキニのブラも、汗とおしっこで湿っていた。
お尻にプラグを入れたまま、よろよろと立ち上がる。
「うあ、フラッとする〜 おっとっと……」
ザシッとビニールの端で踏みとどまって足の裏をタオルで拭き、それからビニールを畳んで持ち、バスルームへ入った。
ザーザーと激しい水音がする。
「これさー、捨てていいんでしょー?」
半分開いたバスルームの扉の奥から声が響いてくる。
「いいよ。 あのさ、俺もシャワー使っていい?」
「ごっめーん、あたしばっか。すぐ出るねー」
バッサバッサとビニールの水を切る音がした後、タオルを巻いてゆきのが出てきた。
「この部屋、タオルとか必要だよね」
「ああ、そうだな」
自分の荷物からタオルを出して、入れ替りにバスルームに入ると、ゆきのが使っているせっけんの香りが充満していた。
他人が入った直後の風呂の湿気って嫌なもんだが、ゆきのの後だとなんだかゆきのに包まれているような気分で、そこらの水滴すらゆきののエッセンスのような気がした。
俺はチソコ周りだけ簡単に洗うと、タオルで拭いてバスルームを出た。
部屋ではもうゆきのが着替え終わって椅子に座っていた。
俺も服を着た。
「……まだ入れてんのか?」
ぷぅーっと真っ赤になって、コクリと頷いた。
「今日はもういじめんのナシぃー」
「はいはい」
再度後始末を確認してから部屋を出た。
マンションを出ると、ゆきのがゆっくり歩く。
「大丈夫か?」
「ウッ…… ン……。 へ……、へいき…… にゃー やっぱ太いね。でっ、でも、貞操帯来たらあたしが強制的に装着させられちゃうのって、もっと太いんでしょ?」
「ああ、しかも今入れてるのはくびれてるからな。それはくびれの太さで言うと1.5cmくらいしか無いから。本番ではくびれ無しで4cmだから」
「ああうぅ…… 気が遠くなりそう……」
「あのズルンと入る瞬間の拡張感とか背徳感とか、アナルをブッ壊す感覚の、あともどりできない不可逆感とかが病みつきになるらしいぜ」
「いやぁぁぁ…… そのまま封印されたら狂っちゃうゥ……」
「そうだな、狂うかもな」
「いじわるゥ」
家の近くまで送って行って別れた。