あの子に貞操帯
11 装着者の日常
11 装着者の日常
翌日、久々にまともなエクササイズ用の支度をして、昨日準備したものを持ってゆきののマンションへ行く。
―― ピンポーン ――
『はーい。ちょいまち』
すぐにドアが開いた。
ゆきのはいつもの競泳水着を着ていた。
普通の室内で水着だと、毎度ながらドキッとする。
「待った?」
「ううん。早く入ってよ」
「おう」
「どう?」
早速、居間の明るいところでゆきのの競泳水着姿をまじまじと眺める。
見慣れた水着だが、いつもは動きがあるものを遠くから見てるだけだから、アップで見るとエロい細部が目にまぶしい。
目を細めて見たが、どこをどう探しても貞操帯のラインなど見えない。
腰ベルトは絶対浮き出ると思ったのに。
「へへー、自分でも上出来だと思ってるんだ。ちょっと着るのが大変だけどね」
「少し太ったようには見えるかな」
「フフフ、ご名答」
ゆきのは競泳水着の肩紐部分をスルリと下ろし、ポロンとおっぱいを剥き出しにした。
「あ! キャーーーーッ!! バカ見るなぁ!!」
「おまww 自分でいきなり出したくせに。天然もたいがいにしろよな」
「う”〜〜」
ゆきのは唸りながら左腕で両乳首を隠し、右手だけで水着を下ろした。
するとゆきのの下乳から股にかけての前面が全部白いウレタン素材で覆われ、ベルト部分もそこから伸びるベルト状のカバーによって覆われていた。
皮膚との移行部はなだらかに成形され、多少皮膚を捻ったくらいでは浮き上がらない。
「すげー! ゆきのが作ったのか?」
「うん。ここにベルクロがあって、外れんの。ほら」
バリッとベルト部を外して見せる。
下からは貞操帯のベルトが出てきた。
「これは考えつかなかったなぁ。まさか全面覆うなんて」
「水泳の時だけだよ。長時間だとかぶれそうだし。でも水泳部とかで試合に出るわけじゃないから、あたしにはこれで充分」
「競泳水着でこれだけ目立たないから、学校の水着でも大丈夫だな」
「うん。水泳以外の普通の体育の時はもっと小さいので用が済むから、それも作るよ」
「すげぇな。俺の出る幕なしだ」
「ううん、南京錠の面取りしてよ」
「あ、そうだった」
ゆきのは水着を全部脱ぐと、バリバリと自作の貞操帯カバーを外して、両手でオッパイを覆った。
俺はゆきのの下半身に顔を近づけ、まず自慰防止板の南京錠を外した。
昨日買ったヤスリで全部の角を落とす。
そしてサンドペーパーで仕上げだ。
「できたぞ」
ゆきのに渡す。
「なんか、角の丸い真鍮って温かみがあるね」
「そんなこと言ってていいのか? 自分の性器の檻の鍵だぞ」
「ひいっ! 言わないでぇ……」
面取りの終わった南京錠を自慰防止板のピンに通し、ぐっと押し付けると自慰防止板の奥からドロリと粘液が溢れて来た。
「うわぁぁん! 感じないように必死で我慢してたのにぃ! ただしクンがヘンなこと言うからぁ」
「バカ…… 我慢すんなよ。俺はこうなる女の子に憧れてたんだから」
「だってぇ…… 目の前でオマソコがおつゆ吐き出す子なんて淫乱で嫌でしょ?」
「バカ、ゆきのは今自分が一番好きなことやってんだから、喜んで汁垂らしたっていいんだよ」
「あうぅ…… 嬉しいよう……」
「そして、苦しいんだろ?」
「そう……苦しいよう…… 性器に触りたいよぅ……」
「それはダメだ。さぁ、こんどはこっちの鍵の面取りだ」
自慰防止板をカチリとロックする。
「はふっ」
そして貞操帯本体のロックを外す。
同じように南京錠をヤスリで面取りし、サンドペーパーで仕上げる。
「取ったついでに当たりが出てないか調べようか」
「う、うん……」
南京錠のブロックを一度下に置き、貞操帯の前シールドを外す。
自慰防止板のロックは、脱ぐ時は解錠不要だ。
シールドの下からトロトロになったゆきののオマソコが現れた。
シールドのスリットに圧迫された部分が赤いスジになっているのが痛々しい。
「結構食い込んでたみたいだな」
「うー、別に平気だったけど。ベルトもシールドも体重で微妙に曲がるんよ。嵌めていればいるだけ自動的にフィットしてくる感じ」
「あー、それもなんか読んだことある。実際そうなんだ」
「うん」
「しかし、他に異常は見当たらないなぁ。こんなに簡単にフィットしちゃっていいのか?」
「あー、だったら1つお願いが。前のシールってほぼ合ってるんだけど、ここだけ当たりが強い気がする」
「ほんとだ。だからこっち食い込んでるんだな。OK、直すよ」
俺はゆきのの腰から貞操帯を完全に外し、シールド部分を微調整した。
再びゆきのに貞操帯を嵌める。
自慰防止板を再び解錠して外す。
シールドのスリットからゆきののビラビラが出るように押し付ける。
ゆきのがブルッと震えた。
「おしっこか? 俺に掛けるなよ。アハハ」
「はふっ…… きもちいい……」
突然蕩けた声になり、聞いただけでチソコがガチガチになりそうな甘い溜息を吐いた。
「さっきより精密に密着して…… オマソコの拘束感がたまんない…… あたしには、この1cmの幅しか自由が許されてないんだって…… すっごい屈辱…… すっごい快感……」
面取りしたばかりの南京錠で貞操帯をカチリとロックすると、スリットから絞り出されたビラビラの間から、みるみる白濁した汁が吐き出されて、ドロリとした塊になり床に垂れそうになる。
刺激に反応して垂らす透明な愛液よりもっと濃い、心の底から本気で感じてる時の濃厚な粘液だ。
今日はシートを敷いてないので床に垂れてはまずいと思い、俺は思わずチュッと舐め取った。
「ふひゃっ! あああん! ひーん、今刺激するの反則だよう、いぢわるすぎだよう、これから閉じ込められちゃうってのにィ!」
「絨毯に垂らすわけにいかないだろ」
俺はわざとらしく冷静に答え、これまた事務的な手つきでゆきののビラビラを左右に開いて、自慰防止板を被せた。
「うあ、うあ、こんな状態で閉めちゃうのぉ? ただしクンのおに!あくま! あたし狂っちゃうよう!」
「狂えば? そうなりたくて貞操帯嵌めたいって思ってたんだろ? 本望じゃねえの、ホラ」
自慰防止板に南京錠を嵌め、カチリとロックした。
「ウ……」
ゆきのは目が濁り、イケないまでも快感の奔流の中で揉みくちゃにされているようだった。
「抱いて……」
ゆきのはオッパイから手を離し、両手を斜め下に広げた。
オッパイがまぶしい。
「ん」
俺は立ち上がり、服を着たまま、貞操帯以外全裸のゆきのを抱いた。
「キスして……」
「ん」
くちゅくちゅとまだぎこちないキスをする。
口を離すと、ゆきのはまた俺にベッタリ抱きついた。
「はあっ…… はあっ…… 最高にきもちいい…… イカされるのももちろんきもちいいけど、こうやって包まれてる感じがすごくきもちいいよ……」
「お前、本当に貞操帯好きなんだな」
「うん…… ただしクンにとっては、あたしフェラ奴隷でいいんだけど、あたしにとってはあたし自身が貞操帯奴隷だなぁ…… セルフボンデージみたいなものかもね」
「お前、そのカテゴリ分けはコアすぎだろ」
「そだ! フェラ奴隷、フェラ奴隷! そろそろポイント始めてよ」
「そうだな。じゃぁ今日からでいいぜ。初めは5ポイントで自慰防止板解錠1回な。そのあとは様子みてポイント数決めるから。言っとくけど、俺の気分で決めるからな。今からいきなり連続でフェラ5回させろとか言うなよ」
「ちッ。」
「お前それわざと言ってるだろ」
「あはははは。あたしただしクンと付き合い始めてから、妙に茶目ッ気出ちゃって困るよ。お父さんの血が覚醒したかな」
「お前、本ッ当、ヘンなやつだなぁ。美人のくせに」
ゆきのはガーッッと真っ赤になった。
「あっ、あのさぁ、何度も言うけどさぁ、びっ、美人て言われてそりゃ嬉しいけどさぁ、あたしにとって容姿はオマケだからねっ」
「最初に容姿が好きだったのは否定しないけどな、今は中身の方が好きだぜ。結局全部好きだな」
ゆきのはもっと赤くなった。
「ちょ、おまっ…… い、いきなり面と向かって『好き』とかゆーな!」
「最初に『好き』って言ったの、ゆきのだろ」
「わーッ! わーッ! ノリでやったコト蒸し返されるとハズいッ!」
ゆきのは脱いだ水着とお手製のパッドをひっ掴んでバスルームへ消えた。
ジョゴジョゴとトイレでオシッコする音がする。
「ふー。おしっこ出すと少し醒めるー」
でかい声で独り言を言う。
カラカラとペーパーを送る音がして、水洗の音がして、しばらくしたら水着を着たゆきのが出てきた。
「泳ぎに行くぞゴルァ。あ、もう一度背中の方見て」
「平気だぜ。尻の上のベルトは若干不自然だな」
「そのくらい気にしなーい。 行こ?」
「うん」
ゆきのはジャージを着込み、俺も自分の荷物を持って部屋を出た。
ゆきのはマシンすっ飛ばしでいきなりプールへ。
腹にパッド抱えたままだとマシンのような運動はつらいのだろう。
俺は久しぶりなのでいきなりプールはきつく思えたから、先に軽くランニングだけすることにした。
いくら本人が平気そうでも、あの状態のゆきのを一人で放っておくのは良くないから、体がほぐれたところですぐマシンを降りた。
プールへ急ぐ。
プールサイドへ出て見ると、ゆきのはパシャッパシャッと優雅にバックで泳いでいた。
水面に浮かぶゆきのの体のラインは、知っている者が見れば確かに動きの少ない別パーツが前面に浮いているように見える。
しかし、普通の人にはわからないだろう。
ゆきのはサイドを見た時俺に気づき、掻いたあとの手を水面でピロピロと振った。
端まで泳ぎ切り、はしごを使ってプールサイドに上がった。
「おー来たかぁ。もういいの?」
「ははは、やっぱちょっと心配でね。そのパッド、ぜんぜん分からないな」
「それなら良かった。でもマシンはしばらくお預けなのと、ターンが出来なかったよ。あとやっぱり貞操帯本体が重いから、泳ぐと沈むね」
「アハハ、確かにそうだな。でもマシンの時ってさ、別に下に水着着なくてもいいんじゃね?」
「あーー! 言われて見ればそうだ。バカだあたし」
「ハハハ、明日から普通にできるな」
「でもね、股のちょうど太ももと当たる所が少し擦れるんだ。上がったらワセリン塗っとく」
「それがいい。絶対無理すんなよ」
「うん、わかってるって」
俺も何本か泳いでなんとなくいつもの体の軽さに戻ったところで、今日はおしまいにした。
ゆきのと部屋へ戻る。
「あー楽しかった」
「いつもと同じじゃん」
「チッチッチッ、わかってないなぁ、ただしクン! そんなことじゃチミわKH失格だよ? あたし、貞操帯してるんだよ?」
ドグン、と俺は心臓を掴まれた気がした。
「これの拘束感てスゴイんだよ。大事なトコロが全部ロボットに作り変えられたような気分になるんだよ。ロボットが普通に服着て人間のふりをしてる感じ。あるいは鎖ジャラジャラ手枷足枷首輪の奴隷姫が、上からすっぽりドレス着せられて舞踏会に出てる感じ。あたし、オマソコ封印されちゃって、人間やめさせられちゃったのに、普通の人間のふりして泳ぎ回ったから『楽しかった』って言った……の……あふっ……」
俺は激しく興奮してきた。
「フェラ、命令していいか?」
「いいよ。でも今日は5ポイントにならないから、あたしは何もしてもらえないんでしょ?」
「そうだ。そこんとこは厳しくやるから」
「なら、ちょっと待って」
ゆきのは自分の荷物から化粧ポーチを取り出すと、トイレへ行ってすぐ戻って来た。
「へへへ、ナプキン貼って来た。ぱんつ絶対ドロドロにしちゃうもん、あたし」
あっけらかんと言う。
「おまたせ。はい、いいよ? はやくちんちん出しなよ、ほら。 アーー」
ゆきのは上が薄緑のタンクトップ、下がこの前と同じデニム地のホットパンツという、行き帰りの普段着そのままの姿で、床に跪いて口を開け、べろんと舌を出す。
この普段着の下で性器を人質に取られているからこそ、ゆきのはこの普段着の姿のまま、言いなりのフェラ奴隷になっているんだという実感が、俺のチソコをガチガチに勃起させる。
「おまww 余裕かましてるのがムカつくけど、まだ最初だしな。そのうちあの極太ディルドーをケツに突っ込んで理性ブッ飛んだ状態でフェラさせてやる」
「あふっ…… あんまりいじわる言わないで……」
ゆきのは相当突っ張って余裕かました振りしをていたらしく、俺が調子に乗ってダークめの煽りをしたらいきなり涙目になった。
「ごめん」
でもこの表情はこの表情で萌えるので、チソコを取り出し口に突っ込んだ。
「おもア! おモッ! アもッ! んーー!!」
「わかってるよ、浅く咥える方が得意だってんだろ?」
「んーー!」
「でも今日は深く突っ込む練習な? 俺イかなくてもポイントやるから、ちょっとつきあえよ」
「ん」
「まずさ、できるだけ口開けて、唇で前歯覆う感じにしてみ」
「ん」
「あとは力抜いて……」
「ん」
俺はゆきのの頭を掴み、自分で思ったように揺すってみた。
信じられない。
俺があの小竹原の頭を掴んで自在にフェラさせてるなんて。
しかしもうそんな自慢めいたことはどうでも良く、この俺に全てを委ねた頭部が果てしなく愛しい。
「もすこし中でベロ上げて」
「ん」
「ウッ…… いいとこ当たってる……」
「おんお? んんん?」
ゆきのは少し工夫して舌をむちゅむちゅ動かす。
「ウッ…… 結構いいぞ」
そのまま頭を掴み直して、俺の好きなように前後に激しく揺すった。
「んーーーー!!」
前後のGが凄かったのか、ゆきのは喉の奥で悲鳴を上げたが、口腔内の体制は崩さなかった。
これはきもちいいぞ!
俺は調子に乗ってどんどん揺する。
「んーーーー! んっんっんっ!!」
ゆきのの悲鳴、無視。ごめん。
蠢く肉に包まれたチソコはどんどん熱くなり、やがて頂点に達した。
どぶあ、と射精した。
「んお? ゴフッ!」
突然、ゆきのがドンと俺を突き飛ばした。
俺は下腹部にいきなり衝撃を受けてくの字に腰を引いた。
腰と同時にチソコも引いたが、ゆきのが先っぽを吸っていて離さない。
一瞬、びいんとチソコが引き延ばされた。
「はうッ!!」
今度は俺が悲鳴を上げる番だった。
りゅっ、りゅっ、と精液の残りが全部出終わってから、やっとゆきのが口を離した。
「おまww! 吸いちぎる気かよ!」
「ゲホッ! ゲホッ! ウグ・ゴックン!! もー絨毯に垂らすわけいかないでしょ? そっちこそ、おまww!! 突っ込みすぎ! 揺すりすぎ! あー酔ったぁ、もう!」
「ご、ごめん、調子乗りすぎた?」
「なすがままって、あたしも萌えたけど、ちょっと揺すりすぎぃ〜」
「ごめん……」
「ぷーぅ。でもやったね! これで1ポイントだ! 早く貯まらないかなぁ」
俺はそれを聞いてあるアイデアを思いついた。
俺は自分の音楽プレイヤーが録音機能を持っていることを思い出した。
俺はチソコを仕舞い、ゆきの用のペンダントを取り出した。
「これ、貞操帯用のお守りだ。いつも身に着けておいてくれ」
「わぁ! こないだ買ってたレジンで作ったのね。ありがとう。でも泳ぐ時はロッカーでOK?」
「それは問題ない」
「そうだ。これにスタンプカードぶら下げようっと」
「一気に2ポイントのチャンスがあるんだけど、トライしてみるか?」
「ええっ? やるやる! ……って、とんでもないことさせるんじゃないでしょうね」
「貞操帯嵌めて、ゆきのがどんな気持ちなのかもっと詳しく知りたいんだ。だからこれに、いろいろ思いついたことを録音してほしいんだ」
「えー? 録音って、特に無いよぉ? んーと、『き・も・ち・い・い』。はい、おわり。2ポイントちょーだい」
「ばーか」
「だめぇ?」
「だめ」
「んー、じゃ一応貸してよ。努力してみるよ。期待すんなよゴルァ」
「『ゴルァ』もうやめろよ、うざ」
「ごめーん」
ゆきのは俺の音楽プレーヤーを自分のバッグに仕舞うと、洗面台で口を濯いだ。
「帰ろ」
「うん」
帰り道、雑貨屋の店先でゆきのが立ち止まった。
「これやるのォ」
店先に並んだガシャポンの1つを指差す。
「なんだよこれ? 猫のスタンプ?」
「お金入れてよ」
「はいはい、御意のままに奴隷お嬢様」
「ん、苦しゅう無い。そこへ入れてたも」
「200円もすんの? そっちの100円のでいいじゃん」
「マグネット買ってどうすんのよ。こっちじゃないとダメなの」
「はいはい」
俺が金を入れると、ゆきのが屈んでギリギリとダイアルを回した。
「おいおい、そこまで屈むと貞操帯の上の縁がはみパン状態になってるぞ」
「知ってる。最近、何でもローライズでさぁ、後ろ出るんだよねぇ。上の縁カバーする見せパンで何かいいのないか探してんの」
ゴトンとカブセルが出た。
ゆきのはすかさずカプセルを取り出し、中身を出して、カプセルを専用のゴミ箱にポポイと投げ入れた。
「お、結構かわいい」
「何それ」
「猫のいろいろなポーズのシルエットがスタンプになってるの。これは座った状態の……シャムかアビかな? かわいいよね。はい、あげる」
「俺いらねぇよ」
「ちがうよ。ほら、フェラ合格した時のスタンプ。明日スタンプカード作って来るから、これを押してよ」
「あ、そのためか。んじゃ預かる」
再び歩き始める。
「後ろ、結構見えるな」
「うん、仕方ないよね。ちょっともう一度見て見て」
ゆきのは道端で屈む。
ホットパンツにベルトさえ通していない状態なので、前屈みになると背中側が大きく開き、見る角度によっては背中側のベルト下端から尻の割れ目に黒いケーブルが吸い込まれている部分まで直視できそうだ。
「どう?」
「後ろ丸見えだな」
ゆきのが立ち上がる。
「あたしね、貞操帯の上の縁は見えちゃってもいいと思ってるのよ。どうせ普通の人には何だかわからないし」
「だったらベルトしてみたら?」
「うん、明日はお気に入りのこの手のパンツにして、ベルト使ってみるね」
今日も近所まで送って行って別れた。
帰ってから、俺はゆきのから預かったスタンプにリングをつけ、貞操帯の鍵といっしょにチェーンに通した。