15 無限快感
15 無限快感
ゆきのと会わない間、俺は俺で結構忙しかった。
男友達と行ったプールは、俺をノスタルジックな気分にさせた。
以前、福田や滝沢たちとアキバでぶらぶらしたりしてた時は、『興味の向けどころ』そのものを模索するような気分だった。
自分にとって全力で突っ込める何かが欲しい。
別にそれはPCでもアニメでもフィギュアでも、そして女の子でもスポーツでも、何でも良かった。
ただ当然、相手が必要な事は順序が後回しになる。
こうしてプールに来ても、以前は自分自身がやってみたいと思うスライダーや乗り物に目が行っていた。
しかし、今はなんでもゆきののことを考える。
一緒に乗る時の手順、スライダーはパレオを敷かないと破けそうだとか、あの椅子に座らせたら痛そうだとか。
そういう意味では、今日は気を遣わずにボーッと水着の子を眺めてればいいのだから気楽だけど。
滝沢が俺の体をジロジロ見る。
「お前、なんか始めたの?」
「あ? ああ、スポーツクラブに、ちょっとね」
「ええー? お前が?」
「俺も、最初タルくてイヤだったんだわ。でもな、惰性でも、続けて行ってれば少しは締まるぜ」
「そうかぁ」
「あのー」
急にビキニの女の子2人組が近づいて来た。
「はい?」
「お2人だったら、良ければ一緒に遊びませんか?」
うお、逆ナンかよ。
2人とも結構かわいい子だ。
「すみません、俺ら3人なんで」
向こうでプカプカ浮いてる福田を指差した。
「また今度、俺一人の時にでも。なーんて」
「えー、ざんねーん。どうもー」
「すげぇな。逆ナンに巻き込まれたのって初めてだ」
「『巻き込まれた』って?」
「だって、あの子たち、神山目当てだろ?」
「そうかぁ?」
ゆきのが褒めてくれたとはいえ、俺はそこまでとは自分では思えなかった。
「2人だってウソ言って誘えばよかったじゃないか。勿体ない」
「えー、俺、今日は気ィ遣うのパス。そうだ、俺降りるから、お前と福田で行ってこいよ」
「えー、いいよ」
以前の俺ならやはりここで気後れしていただろう。
滝沢たちがガキっぽく見えたが、何のことはない、数週間の俺だ。
ゆきののことを考えたらムクムクと大きくなって来たので、ベンチの上でうつ伏せになって背中を焼いた。
ゆきのとは毎晩のように携帯で話をし、ヒマさえあればメールを打っていた。
ゆきのはわざと忘れようとしているかのように、あまり貞操帯のことを話さない。
貞操帯に関する主な話題は、『生理がやっと終わったよー』
『ミニじゃないスカートばっかだと腰が擦れるー』
『美術館の大理石のベンチに腰かけたらガーンてすごい音がして焦ったー』
等々、貞操帯長期着用の通過儀礼のようなものばかりだった。
なんだかんだで1週間が過ぎ、やっとゆきのと会った。
場所はいつものマンションだ。
「さっそくチェックするぞ」
「うん」
1週間ぶりに目にする貞操帯なのに、装着したのは昨日のことのように思える。
しかし実際の雰囲気は全然違っていた。
ピカピカに光り輝いていたステンレスのベルトは鈍くくすみ、普段使いのスプーンと何ら変わり無い銀色をしていた。
同じく黒光りしていたネオプレンゴムの縁取りも、表面がかすれて艶消し仕上げのようだ。
南京錠の保護カバーの隙間にはせっけん垢が溜まり、白く粉を吹いていた。
まず、自慰防止板を解錠して外す。
「絶対汚れてるから、あんまりジロジロ見ないでよ」
「ジロジロ見なくてどうチェックすんだ」
「バカ〜」
ゆきのが心配するほどは汚れていなかったが、細かい部分にはそれなりに垢が溜まっていた。
俺が意外に感じたのは、ゆきのが殆ど濡れないことだ。
閉じ合された陰唇の奥からキラリと一筋漏れ出ているだけだ。
以前のゆきのならもっとトロトロに溢れさせていたのに。
次に貞操帯本体のロックを解錠する。
「手を頭の後ろで組んで」
「うん……」
急に目の前でドロッと濡れ始めた。
「やぁぁ……」
俺はゆきのの反応を無視して貞操帯本体を外し、下に置いた。
1週間前に解錠した時と同様、指で擦れば少し垢が浮く程度で、状態は良好のようだった。
本人がスカートの重さで擦れたという腰周りの所も、ただ赤くなっているだけで悪化したり今後問題が起きそうには思えなかった。
「どう?」
「良く洗えてるぜ。これなら、問題起こるまで貞操帯本体は解錠しなくていいな」
「ああん……」
ゆきのの腰がブルッと震え、目の前で割れ目からドロリと蜜が出た。
「よし、戻すぞ」
「うん…… ああん……」
一度完全に自由な状態になっているのに、何もしてもらえず貞操帯を嵌め戻されてしまう自分に、ゆきのは激しく感じているようだった。
俺はわざと垂れる蜜も一切拭かずに、極めて事務的にゆきのの腰に貞操帯を戻した。
「はふっ…… はふっ……」
もう興奮が止まらないらしい。
貞操帯の装着には慣れても、貞操帯の存在には慣れない、というのはいいことだ。
いつまでも楽しめるから。
貞操帯のメインロックを掛けると、ゆきのは更に濡れた。
俺は目の前にあるゆきのの腰と、そこに張り付いた貞操帯がしっくり馴染んで融合している様子が愛しくてたまらなくなり、腕を回してガシッと抱いた。
「はうっ! なによぅ、もう……!」
ゆきのの腰の体温と、その体温がそのままにじみ出ているかのような貞操帯のステンレス表面の温かみが、俺の頬に心地よかった。
「やっぱコレいいわ。俺の求めていた物そのもの」
「へんなやつ ……でも、嬉しい…… ん……」
俺はしばらくゆきのの腰を抱いたあと、顔を離した。
自慰防止板を取り上げ、スリットから絞りだされてもなおドロドロに粘液を垂らすマソコのビラビラを広げ、その上からキッチリと重ねた。
カチリ、とゆきのの自慰防止板がロックされると、またも目の前の腰がプルッと震え、自慰防止板の細かく明いた穴の奥から粘液がプツリと押し出されて来た。
「やっぱり、たまんないな…… 俺にとって、この光景は」
「うう…… あはァ…… あたしもぉ……」
「最後の実験と引き換えなら、1回イカせてやってもいいかもな」
「うう…… お願いぃ…… お願いしますぅ……」
「ところで、尻はちゃんときれいにしてあるよな?」
「うん…… 今朝ちゃんと出して、きれいにした」
「よし。出るぞ」
「うん……」
風呂場を出て、いつもゆきののアナルをいじっていた場所にタオルを敷き、そこにゆきのを四つん這いにさせた。
前回アナルを犯したのと全く同じ手順で、もういきなりチソコ突っ込み体制だ。
1週間間が空いても、ゆきのの尻穴はたやすくほぐれ、ローションをつけた俺の指を簡単に飲み込む。
今日はナマでやらせてもらおう。
自分のチソコにもローションを塗り、ためらわずそのまま押し込む。
お尻のケーブルが強く当たるので、少し引っ張って脇へ押し付け、さらにチソコをねじ込んだ。
「ウーーーーーッ!!」
押し殺すような低い唸りのあと、肉が急に緩み、ゾクリとする激しい快感を伴ってチソコが根元まで呑み込まれた。
「うおっ!」
あまりの気持ち良さに、おれは思わず叫んだ。
絡み付く熱い肉の筒。
うねる内壁。
絞られる根元。
ゴム越しの感覚とは天地の差。
アナルが病みつきになる人の気持ちが良くわかった。
高温の湿ったビロードに全周包まれた俺のチソコは、僅かな動きでも引き抜きざまに発射してしまいそうだ。
しばらくそのまま固まっていたらゆきのの緊張がほぐれてきたらしく、過剰な締め付けがなくなりイイ感じになった。
ズルッと抜き、ズドンと押し込む。
「ふわぁあああああっひいぃぃぃ〜〜!!」
バカみたいな悲鳴だが、ゆきの本人は必死。
「はぁっ…… はぁっ…… スッゴイいいうんちがドンと出て、それがまだドドンて戻って来たァ……!」
「俺のナニはウンコかよ」
「ひゆだよばかぁ」
俺が満足するよりも先にゆきのを満足させないといけないので、おっかなびっくり腰を使いながら、ゆっくりと抜き差しする。
「ふわっ! ふわっ! ふわっ! ふわっ! あ〜〜〜〜 あ〜〜〜〜 あ〜〜〜〜 あ〜〜〜〜」
聞いてるこっちが恥ずかしくなるほどのあられもない声を上げて良がるゆきの。
だんだん速度を上げると、もっと大きな声を出しはじめた。
あとは前後運動の連続。
ゆきのの調子に合わせて深く突いたり浅く突いたり。
「ああっ! ああん!」
「ああっ! ああん!」
「ああっ! ああん!」
「ああっ! ああん!」
声が単調になってきた時は昇っている最中だ。
手を緩めず、なるべく上まで持って行く。
「んっ!」
「んっ!」
「んっ!」
「んっ!」
「んっ!」
「んっ!」
そろそろいいかな?
一瞬一時停止して、またどんどん突く。
「んーーーーッ!!」
「んーーーーッ!!」
「つよいよぉお〜〜!!」
同じにしか突いてないのに強いと言うから面白い。
「んーーーーッ!!」
「んーーーーッ!!」
「あああああああっ!」
パパパパパっと短く強めに突き込む。
「ぃくぅ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
ググーーッと根元が締め付けられる。
本当に気持ち良さそうな声を出してイクなぁ、ゆきのは。
ゆきのがイッたので、俺もゆきのの肉を味わう気分になってきた。
こっちも発射寸前でガチガチに硬くなっているが、それを柔らかい微細なひだが包み込む。
きっと構造上膣より中の自由度が多いのだろう、全体で絞めつけるのではなく、根元ギチギチ、全体はトロッとふわっと包む感じだ。
「ハーーーーーッ……」
「ハーーーーーッ……」
「ハーーーーーッ……」
ゆきのは自分がイッた余韻から抜け出せないようだ。
それでいい。
これから無限にイクのだから。
とりあえず今のゆきのは無視して俺はイかせてもらう。
自分の好きにパンパン突くと、サオの下面が尿道ごとギリギリ絞められて、急に溢れる感じがしてボビュルッと出た。
「ああん!」
俺の射精がわかるのか、ゆきのはあえぎ声を出した。
ゆきのの肛門括約筋で精液の残りをしごき出すようにびゅるびゅると全部出し、俺はチソコを引き抜いた。
ゆきのの肛門は目の前で開いたままだ。
さながらネット画像そのままに、開いたままの肛門から白い精液が溢れている。
俺は自分のチソコを始末すると、貞操帯と同時に注文した専用のアナルディルドーを取り出した。
先端が丸まっている他はほぼ円筒と言っていいほどの直線的な極太フォルム。
表面は背の低いイボで覆われているが、低いといっても限界の太さにこの突起の数ミリは、ものすごい刺激に違いない。
基底部には太い環が飛び出ていて、この環はネジを外すことにより半分に分解でき、そこへ尻を通るケーブルを通してネジを戻せば環の中をケーブルが通り、もう本人には抜くことが出来ない。
早速、付属の特殊レンチで環に埋め込まれたネジを回し、環を分解した。
その状態のアナルディルドーにローションをたっぷり塗り、ゆきのの尻にあてがう。
「ふわぁああ…… また、栓するの……? 今…… だめだよ、イッた感じからまだ戻らないよ…… プラグなんて、死んじゃうかも……」
「プラグじゃないぞ。ディルドーだ」
「なぁんだ…… ……エッ!!? ちょ! あの一番太いやつ? 待って! 待って!! 今やられたら刺激強いよ! 本当に死んじゃうよォ!!」
ゆきのは慌てて立ち上がろうとするが、俺はその背中をドンと押し、無理矢理四つん這いに戻すと有無を言わさず押し込んだ。
「わーーーーーーーーーーーッ!!」
丸い先端だけ穴に沈むが、それ以上入らない。
しかし、今までの拡張でほぼ大丈夫とわかっているから、少し強引に押し込んだ。
「ひーーーーーーーーーーーッ!! 無理ッ! 無理ィ!」
すこし捻りながら思い切り押すと、ズブッと2cmほど入った。
「キャアアアアアア!! ヒィッ!ヒィッ! ねぇ! ヒイッ!」
ゆきのは何かを訴えたそうだったが、頭がパニックになっているらしく『ヒイッ』しか言わない。
ちょっとローションを馴染ませてやろうと思い、グッと引いた。
――ギョッ!――
真っ赤な環状の肉がまとわりついた状態で抜けてきて、さすがの俺も焦った。
急いで元に戻す。
だだだ脱腸ってヤツですか?
「アアン……」
痛がっていなので大丈夫なのだろうか。
もう一度ゆっくり抜くと、全く問題なかったのでホッとした。
今の操作で抵抗がかなり減った感じで、残りの部分をゆっくり全部押し込む。
「キ! キ! キ! キ! キ! キ! キアッ! キアッ!」
イボを呑み込むたびにゆきのが奇声を上げる。
「飛ぶッ! 意識飛ぶッ!」
反応は一番太いプラグの時とだいたい一緒だ。
しかし今度のディルドーは収まるべきくびれが無いから、直腸内を全部太いままにされて果たしてゆきのがどうなるか楽しみだ。
「キイイイイイイイイ!! 奥まで太いよォ! たすけて〜〜! たすけてよおおおぉ〜〜〜 あ〜〜 あ〜〜」
大騒ぎしながらとうとう奥まで全部呑み込んだ。
脇によけた尻のケーブルを半分になった環に通し、上から残り半分の環を戻し、特殊レンチでネジを締める。
ゆきのの尻を縦に割る黒いケーブルが金具を貫通し、その金具が埋まっている極太ディルドーの尾栓部がゆきののピンクの尻穴から覗いている。
このディルドーは尾栓部に平らな広がりは無く、僅かな丸みだけで切り落とされた形なので、尾栓部は肛門入り口で止まること無く内部へ引き込まれる。
それがケーブルで貫かれた環状の金具によって、それ以上入ることもそれ以上抜けることも許されないため、ゆきのの肛門はまるで一口で食べ切れなかったゆで卵を頬ばる口のように、白いディルドーがはみ出ている。
「なにしたのぉ〜〜 きつーい。 きつーーいぃ!! ねぇ。 ねぇ。 あ? あ!!! イク!!! いやっ!!」
意識が朦朧としているのか、甘えたような声で質問している途中に急に声が緊張し、『イク』と言った。
目の前の半開きの肛門が突然くわっと開き、中からディルドーが押し出されて来た。
しかし当然の如くケーブルに邪魔され、また押し戻された。
するとこんどはパクッと吸い込まれ、肛門は環状の金具を取り囲む程に閉じた。
「いやあああああ!! ナニ?! ナニ?! とまんない!」
この動作を僅か数秒のうちにニュプニュプと3回ほど繰り返して、ゆきのは股間からピュルッとおしっこのようなものを噴いた。
「ああああああああああああああああ」
完全にイキ続ける体制に入ったようだ。
尻の穴を絞めて楽になろうとすると先の動作を誘発するらしく、全身ピクピクさせながら勝手にニュプニュプとディルドーを動かしている。
もちろん本人は動かしたくて動かしているわけではない。
ピンクのシワシワが拡がったり閉じたりしながら、中からヌルヌル光るディルドーの尾栓部が出入りする様子が艶かしい。
「何したのォ!! 止めてぇ!! もうイクのたくさんなのォ!! あああああああああ!!」
とうとうタオルの上にズシャッと横倒しになった。
「あああああああああン!!」
そのショックでまたイクゆきの。
手を尻に回してディルドーを引き抜こうとする。
「とえないよぅ! とえない!! ああん! ああん!」
少しろれつも回らなくなってきたようだ。
「う〜〜〜〜 う〜〜〜〜 う〜〜〜〜! うくぅッ!! またイグぅ!! もうやああああ!!」
ドスンバタンと床をのたうちまわる。
快感の連続に酔って膀胱括約筋が緩むのか、時々ピュルッとおしっこを漏らす。
全身に汗を浮かせ、悩ましげな表情のままイキ続けてだんだん瞳が虚ろになるゆきのは最高にエロくて、この蕩けた顔の口へ俺のモノを突っ込みたいと思った。
「あんん…… あんん……」
俺の存在など忘れてしまったように、コロリと丸まってイキ続けるゆきのを抱き起こす。
「ひぅッ!! お尻の中、押されちゃうゥ!」
「ちゃんと膝で立てよ」
「あ”〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
こりゃだめだ。
赤ん坊を扱うように抱いて、膝で立たせると、カクンと腰が落ちてしまう。
「もお何もしない〜〜〜のぉ〜〜! 寝てる〜〜〜のぉおおお〜〜〜!」
ヨッパライより始末が悪い。
俺はチソコをしゃぶらせることを諦め、もう1つ思いついたことをやらせることにした。
ゆきののバッグを勝手にあさり、中から競泳水着を取り出した。
色はピンクだったので、濡れさえしなければ凹凸が目立ちにくくてちょうどいい。
ゆきのが工夫した貞操帯を隠すパッドは着けず、ぐにゃぐにゃのゆきのを抱えるようにして、そのまま水着を穿かせた。
「あハァ…… 寝かせてよう…… 何? 水着ぃ? ケケケケ」
何が『ケケケケ』なんだろう。
酷い事されすぎて自暴自棄になったのか?
ぐにゃぐにゃの腕を肩紐に通し、まっすぐ抱きかかえると胸の位置がいびつだ。
水着の胸を引っ張り、一度空間を作ってから戻す。
乳首が水着の上からはっきり判るほど尖っている。
ついでに乳首を左右キュキュっとつまんだ。
「アハア!!!」
それこそ犬の身震いのようにブルブルッと震えて、また股間からピュピュッとおしっこのような液を出し、もう水着を汚してしまった。
ピンクの単色の水着の股間に拡がる、暗赤色のシミ。
「ほら、気を付け!」
「ああん!! あうあうあうあうあう」
ぐにゃぐにゃのグダグダだが、辛うじて立った。
ゆきののバッグからジャージの上下を出して、ズボンを穿かせ、上を着せる。
涙でグチャグチャの顔をタオルで拭い、脇から抱えて玄関まで連れて行った。
苦労してスニーカーを履かせ、玄関の扉を開けた。
「ヒイイ! こっ…… 露出狂…… みたい…… マネ…… させる……の? ひど……ンン!!」
「お前、自分で『ケツマソコ奴隷でいい』って言ったろ? ケツマソコ支配されてる時は何でも言うこと聞けよ」
「あ! ああああああああ!!!」
玄関でガクガクと体を振るわせると、もうジャージの股間にまで汁が染みてきた。
本当にマンションの部屋から出た。
ゆきのは真っ青になりながらもイクのが止められないようで、真剣に具合が悪そうだ。
しかし本当に気分が悪い時は、唇の色が薄くなり体温が低くなるが、今のゆきのは表情が怯えて虚ろなだけで、耳の付け根の産毛まで真っ赤に染まっていて、うなじに触れると火傷しそうなほど熱い。
俺は一人の人間の快感を、完全禁欲からイキっぱなしまで支配できて凄く満足している。
こんな状況はもちろん本人への負担が大きいので何度も出来ないとは思うが、快感を植えつける調教としては効果バツグンだろう。
なんとか廊下を歩き切り、スポーツクラブのある階へ向かう。
急にゆきのの目に光が戻り、滲んだ涙を指で拭った。
「だだしクン今のあたしの状況わかってる?」
「ああ、まぁ」
「『まぁ』ぢゃないよう! ねぇ!ねぇ! 便秘の極太カチカチうんちしたことある? あるッ?!!」
エレベーター内ですごい形相で俺に迫る。
「えと……」
「ねえッ!! お尻が裂けたと思う瞬間が来るスッゴイやつッ!! ねぇッ!? あるッッ??!!」
「あ、あるかも……」
「あれ! あの瞬間! あのピークの瞬間でッ! あたしの時間が止まってンのッ!!」
―― ポーン ――
エレベーターが目的階へ着いた。
「ああああああああンンン……」
興奮して喋った分の揺れ返しが来たみたいだ。
受付に無愛想に会釈してチェックインし、更衣室へ向かった。
「一人で歩けるか?」
「あたし、プールサイドで寝てるだけしかしないからね ……ン!!! もし出てこなかったら、女子更衣室に迎えに来ンだぞああああ!! ぷう」
「はいはい」
すばやく水着に着替え、更衣室出口で待っていると、ゆきのがヨロヨロと出てきた。
股間をタオルで隠し、そのままプールサイドのシャワーを使って、わざと全身を濡らした。
そのままガクガクと歩いてデッキチェアまで行き、倒れ込むように横になった。
水着が濡れて貞操帯が透けて見える。
ゆきのは腹にタオルを掛けた。
「ぁぁ…… ぁぁん……」
俺が隣のチェアに座ると、ゆきのはもう部屋の時と同じ淫乱モードに戻っていて、声を押し殺しながらイッていた。
髪の毛の間から覗く真っ赤な耳が、ゆきのの心の中の様子を表わしている。
俺はゆきのの様子を横で見ながら、自分も水着の股間がヤバいことになって、ソノ先端から透明な粘液が水着を突き通ってぷつっと輝く玉を浮き上がらせていることに気付いた。
ゆきのはもう俺のことなんか忘れて、満足そうな笑みを浮かべながら、ずっと、ずーーっとイッている。
髪の毛を掻き分けてうなじに触れると、ブルッと全身を震わせ、ゾクッとするような細い目でチロリと俺を見た。
そしてまた目を閉じて、深くイク。
それから30分も同じ状態だったろうか。
ゆきのは次第に呼吸が穏やかになり、眠ったようになった。
俺は少し安心したが、いきなりゆきのは股間からジョーーッとかなりの量のおしっこを漏らした。
「んん……」
快感の海の底で、死にそうに脱力してるらしい。
さすがにもうヤバそうなので、バケツで水を汲んできて、チェアの下の水溜りを流した。
ゆきのを起こす。
「ああん……」
「ほら、もう行くぞ」
「ん」
ゆきのは自力でそっと立ち上がり、比較的普通に歩いて戻ったが、更衣室のドアの直前で壁にもたれて、またピュルッと液を漏らした。
「大丈夫か?」
「ふひい」
「答えになってねぇぞ」
「あは」
こっちが不安になる笑みを残し、更衣室に消えた。
不安なまま更衣室出口で待っていたら、あまり問題なさげに出てきた。
「おま…… たせ……」
やはりヨロヨロしているので、肩を貸して、そのままチェックアウトした。
部屋に戻るとすぐにタオルを敷き、ゆきのを裸にして四つん這いにさせた。
ソコの見た目は部屋を出る前と変わらなかったが、もう何もかもがベトベトのドロドロだった。
特殊レンチで環を外し、尻のケーブルを脇へどけた。
一瞬、尻の穴がピクッと収縮した。
「ああああああん!!」
―― ズルン!! ――
ゆきのの鼻に掛かった甘ったるい声と同時に、ディルドーが一気に押し出されて来た。
そして俺が支える手を出すより早く虚空を飛んで、ゴトン!と激しい音を立てて床に落ちた。
慌てて拾うと、やはり火傷しそうなほど熱かった。
「ああん……」
四つん這いのまま尻を振り立てて余韻を楽しむゆきの。
「落ち着いたらシャワー使えよ」
「うん……」
返事をするなりゆきのはタオルの上にベッタリと寝た。
「ふひー」
俺はゆきのを放っておいて、ディルドーやら水着やらを片づけた。
横になったゆきのはしばらくグッタリしていたが、ブビブビッと茶色く汚れた俺の精液を、ケツの穴から噴いた。
「あぎゃー! ご、ごめん! うんち漏らしたぁ!」
少し正気に戻って跳ね起き、フラフラしながらタオルを丸めて風呂場へ消えた。
ザーザーと水音がする間に、俺は気分がだんだん普通に戻って来た。
水音が止まり、トイレを流す音がしてからまた水音がする。
しばらくして静かになったら、ゆきのが貞操帯だけの裸で髪を拭きながら戻って来た。
すごく不機嫌な顔をしている。
「ねぇ、お尻の穴閉じなくなっちゃったよ、どうしょう」
「しばらくすればちゃんと閉じるそうだぞ」
「だいじょうぶかなぁ」
「ちょっと見せてみろよ」
「ばかぁ、そんな恥ずかしいことできないよ」
「ハァ? いいから四つん這いになれよ」
「はずかしぃ〜」
タオルを置いてしぶしぶ四つん這いになる。
ケーブルを持ち上げてみるとちゃんと尻の穴は閉じていた。
しかしそっと触れると、そのまま指を呑み込みそうに柔らかくほぐれている。
この抵抗感の無さが、ゆきのには開きっぱなしに感じるのだろう。
「ちゃんと閉じてるぜ。 抵抗感がないけど」
「そ、そう? 良かった」
ゆきのはすぐ立ち上がり、パンツを穿いて服を着込んだ。
「水着、片しておいたけど、自分でしまってくれよな」
「うん」
「体、平気?」
「さすがにお尻がヒリヒリする」
「軟膏塗っとけよ」
「うん」
しばらくゆきのを休ませてから、マンションをあとにした。